先週の木曜日、9月12日に武蔵村山市の「ギャラリーとちの実」で開催されている「荒井弘子の世界ーがいな展」に行ってきました。昔サラリーマン時代に立川で働いていて、このあたりは営業で頻繁に訪れていましたが、今回このあたりを訪れるのは久々でした。大きく変わってはいませんでしたが、モノレールが開通したり近所の村山団地は建物が建て替えられたりと、やはり時代は着実に変わっているのだと感じました。
さてギャラリーはモノレールの桜街道駅から少々歩いたところにありましたが、住宅街の中にこじんまりと建っていて、落ち着く場所でした。展示は中2階?と2階でした。
画家・荒井弘子は、私が現在HPなどで広報を行っている一般社団法人アートシップインターナショナルの理事でもあり、以前に作品は何度か見たことがありました。たましんギャラリーで何度か行われた団体発足まえのグループ展や団体展などでです。
個展で一度に沢山の作品を鑑賞するのは今回が初めてです。
彼女の作品は本人も言われているとおり、心の中の自分を投影したイメージなどを画像化した絵が中心という印象があります。展覧会では写生などによる風景や、花の絵などは殆ど見たことがありません。
また幾何学的な抽象画などとも違い、言葉が悪いかもしれませんが、「怖い」、「不気味な」と一目で感じるような作品が多いと感じています。いわゆるホテルや病院などでよく見かける、壁にかけたり、飾ったり、などという世界とはかなりかけ離れたイメージです。
でもそれが逆に印象に残り、人間の心の中の本質に限りなく迫っているのでは、と思いました。。
ある意味言葉で表現するより、わかりやすいのかもしれません。もちろん人は皆、違うし、他の方がどう感じるかはわかりませんが、私には端的にそのように伝わってきました。
そのような印象についてあまり伺ったこともなかったので、今回質問してみました。
そうしたらやはりご本人もそれは承知していて、皆さんに買ってもらい、飾ってほしい、などと考えて描いているわけではない、とのことでした。
でもそれらの作品を、特にこのような場で直接生で観ると、生々しい迫力があり、そして私自身においても心の中の色々な自分の姿を投影しているように思え、ひじょうに印象深く鑑賞することができました。
なぜ、このような作品を制作されるようになったのか?
その辺も含め、色々お話を伺いました。
聞けば、画家・荒井弘子は今までの人生において、様々な体験をしてきたそうです。
世間の荒波にもまれた時期も少なからずあったそうです。
その生い立ちや、人生の中で色々感じたこと、そして画家として活動をしていたときに、尊敬する師匠から言われた一言、など色々な経緯で今のような、人間の本質や心の様子などを投影するような作品を制作するようになった、ということです。
もちろん過去だけでなく、時には近年も風景画や静物画なども描くことがあるそうです。
そしてご本人いわく、絵はどんな描き方をするか、またどんな素材を使用しなくてはいけない、などというルールや規則はなく自由だと考えているそうです。
そして制作したいものがあればたとえば張り紙など通常は使用しないような素材を駆使して、自由に制作しているそうです。今回の展示作品の中にもそのような作品が複数あり、素材などについても説明してもらいました。
そんなこんなで結構長居してしまいましたが、芸術や美術のことだけでなく、色々なことを学ばせてもらったような気がして、有意義な時間を過ごすことができました。
彼女は長年の芸術活動の成果もあり、大きな美術展などでも度々の入選や表彰されたことがあり、現在理事として活動している団体主催のフランスなどでの展覧会でも芸術性や、人間に対する深い探究心が高く評されています。
一風変わった作品に見えますが、一見の価値があり、また一考の余地のある深い作品だと思いますので、ぜひ機会があったら、鑑賞されてみては?と思います。
ご参考
画歴など詳細は下記をご覧ください。
タウンクリニックドットコム・荒井弘子のページ
横長の画像はクリックするとPCでは拡大画像がご覧になれます。
さてギャラリーはモノレールの桜街道駅から少々歩いたところにありましたが、住宅街の中にこじんまりと建っていて、落ち着く場所でした。展示は中2階?と2階でした。
画家・荒井弘子は、私が現在HPなどで広報を行っている一般社団法人アートシップインターナショナルの理事でもあり、以前に作品は何度か見たことがありました。たましんギャラリーで何度か行われた団体発足まえのグループ展や団体展などでです。
個展で一度に沢山の作品を鑑賞するのは今回が初めてです。
彼女の作品は本人も言われているとおり、心の中の自分を投影したイメージなどを画像化した絵が中心という印象があります。展覧会では写生などによる風景や、花の絵などは殆ど見たことがありません。
また幾何学的な抽象画などとも違い、言葉が悪いかもしれませんが、「怖い」、「不気味な」と一目で感じるような作品が多いと感じています。いわゆるホテルや病院などでよく見かける、壁にかけたり、飾ったり、などという世界とはかなりかけ離れたイメージです。
でもそれが逆に印象に残り、人間の心の中の本質に限りなく迫っているのでは、と思いました。。
ある意味言葉で表現するより、わかりやすいのかもしれません。もちろん人は皆、違うし、他の方がどう感じるかはわかりませんが、私には端的にそのように伝わってきました。
そのような印象についてあまり伺ったこともなかったので、今回質問してみました。
そうしたらやはりご本人もそれは承知していて、皆さんに買ってもらい、飾ってほしい、などと考えて描いているわけではない、とのことでした。
でもそれらの作品を、特にこのような場で直接生で観ると、生々しい迫力があり、そして私自身においても心の中の色々な自分の姿を投影しているように思え、ひじょうに印象深く鑑賞することができました。
なぜ、このような作品を制作されるようになったのか?
その辺も含め、色々お話を伺いました。
聞けば、画家・荒井弘子は今までの人生において、様々な体験をしてきたそうです。
世間の荒波にもまれた時期も少なからずあったそうです。
その生い立ちや、人生の中で色々感じたこと、そして画家として活動をしていたときに、尊敬する師匠から言われた一言、など色々な経緯で今のような、人間の本質や心の様子などを投影するような作品を制作するようになった、ということです。
もちろん過去だけでなく、時には近年も風景画や静物画なども描くことがあるそうです。
そしてご本人いわく、絵はどんな描き方をするか、またどんな素材を使用しなくてはいけない、などというルールや規則はなく自由だと考えているそうです。
そして制作したいものがあればたとえば張り紙など通常は使用しないような素材を駆使して、自由に制作しているそうです。今回の展示作品の中にもそのような作品が複数あり、素材などについても説明してもらいました。
そんなこんなで結構長居してしまいましたが、芸術や美術のことだけでなく、色々なことを学ばせてもらったような気がして、有意義な時間を過ごすことができました。
彼女は長年の芸術活動の成果もあり、大きな美術展などでも度々の入選や表彰されたことがあり、現在理事として活動している団体主催のフランスなどでの展覧会でも芸術性や、人間に対する深い探究心が高く評されています。
一風変わった作品に見えますが、一見の価値があり、また一考の余地のある深い作品だと思いますので、ぜひ機会があったら、鑑賞されてみては?と思います。
ご参考
画歴など詳細は下記をご覧ください。
タウンクリニックドットコム・荒井弘子のページ
横長の画像はクリックするとPCでは拡大画像がご覧になれます。